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2002年3月に創刊したスポーツ総合誌「Sportiva」。 当ブログではSportiva編集部が、あらゆるジャンルの将来有望な若手選手を勝手に青田買い!独自の視点で10代の注目選手をピックアップします。ここで紹介する選手が近い将来、日本スポーツ界をリードするスターになるはず!
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Sportiva 勝手に青田買い 注目アスリート Rising Star

今回紹介するのは九州国際大の松山竜平選手。
あの斎藤佑樹選手から放った一打で、
一躍ドラフト候補選手になった、
注目のスラッガーだ。
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photo by nikkan sports
 
 九州六大学リーグ戦に1年生の春から出場し、打点王を3度獲得した勝負強い打撃が持ち味の松山選手。その名は、この春に九州だけでなく全国へ知れ渡った。

 6月に行なわれた全日本大学野球選手権大会、九州国際大は2回戦で、優勝候補筆頭の早大と対戦した。1回戦の旭川大との試合では松山選手は4打数無安打。チームは勝利したものの、打点王以外に本塁打王や首位打者も獲得したその力は影を潜めたまま、優勝候補との一戦となった。

 しかし、この日も9回までノーヒットの松山選手。スコアも2-0と敗退ムードが漂う。ところが、9回2アウトながら、一、三塁と最後のチャンスがおとずれる。ここで松山選手に打順が回る。この場面で、早大は“ハンカチ王子”斎藤佑樹選手をマウンドに送り込み、逃げ切り体勢に入る。

 斎藤選手が投げる試合はここまで無敗という、“不敗神話”もあり、九州国際大にとってはせっかくのチャンスもこれで終わりかと思われた。

 松山選手は斎藤選手に2ストライクと簡単に追い込まれたが、ここで打点王の本領を発揮する。早大バッテリーが一球外すはずだった外角ストレートが甘く入ると、これを見逃さずにとらえ、ボールはレフト方向へ。あわや、逆転本塁打かと思わせるも、フェンスに直撃して二塁打。三塁走者がかえり、さらに一塁ランナーも本塁を狙ったが、早大の中継プレイに阻まれ、同点ならず。松山選手の一振りで早大からの勝利、そして“斎藤不敗神話”を崩すことはできなかった。この大会で優勝した早大が、もっとも追い詰められた場面だった。

 早大にとって“冷や汗もの”の一打を放った松山選手。一発の可能性もある長打力、左打者でありながらレフト方向へも強い打球を飛ばす力と、それを実現する柔軟なバットコントロールは魅力的で、日本球界を代表する4番打者、福岡ソフトバンクホークスの松中信彦選手をイメージさせる。当然、プロの評価も急上昇した。

 全国の野球連盟が主催する試合で優勝した大学10校が日本一を決定する「明治神宮野球大会」が、11月10日から4日間の日程で行なわれ、九州国際大も早大にリベンジを果たすべく神宮球場への切符を掴みたい。

 松山選手は神宮球場でその能力をスカウト陣にあらためて見せつけることができるか。


■プロフィール
松山竜平(まつやま・りゅうへい)
Ryuhei Matsuyama
1985年9月18日生まれ。鹿児島県生まれ。176cm/80kg。
右投左打。九州国際大学野球部所属。ポジション・外野手
小学3年生のときにソフトボールを始め、中学時代に鹿屋ビッグベアーズで硬式野球を始める。鹿屋中央高校時代は1年生から4番に座る。甲子園出場経験はない。九州国際大では1年春から出場機会に恵まれ、ベストナイン4回(04年秋、05年秋、06年春秋)、打点王3回(05年秋、06年春、07年春)、首位打者1回(06年秋)獲得。



【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
注目カード
TV on the air schedule
10月14日(日)【競馬】          秋華賞         15:00~(フジテレビ系)
10月17日(水)【サッカー】     アジア・アフリカチャレンジカップ2007
                    日本代表 vs エジプト代表   19:30~(テレビ朝日系)
北京五輪アジア最終予選 
                    カタール vs 日本代表        25:00~(テレビ朝日系)
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東京・有明コロシアムで開催されているAIGオープンオープンで
プロデビューを果たした錦織圭は現在17歳。
惜しくも初戦敗退に終わったが、日本期待のテニス選手だ。

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photo by Atsushi Tomura/AFLO SPORT

 東京・有明コロシアムで開催中のAIGオープンテニスでプロデビューを果たした錦織圭。5歳からテニスを始め、2001年全日本小学校テニス選手権で優勝し、13歳でアメリカにテニス留学。現在は、シャラポワやアガシら、世界一流の選手を育てたニック・ボロテリー・テニス・アカデミーを拠点にツアーを回っている。

  世界から注目を浴びたのは、2006年の全仏オープンジュニア。シングルスではベスト8、ダブルスではエミリアノ・マサとペアを組み、日本人男子史上初の四大大会ジュニア優勝という快挙を達成。さらに翌日、フェデラーとの決勝戦を控えたナダルの練習相手を務めた。世界トップクラスの選手から大事な決勝前の練習相手として選ばれる。それは、錦織が確かな技術と才能を持ち合わせていると、世界から認められているからだろう。その実力は本物で、同年のフューチャーズではシングルス優勝を果たす。

 今年からシニアの大会に参戦し、今季はフューチャーズとチャレンジャーで予選から勝ち上がり準優勝。そして7月に行なわれたATPツアーのインディアナポリスでは予選を勝ち上がり、日本人男子最年少でベスト8に進出した。海外ツアーで日本選手が活躍することは非常に難しく、ベスト8進出を果たしたのは01年の寺地貴弘以来6年振りのこと。今年初めには603位だった世界ランキングも、253位まで上昇した(10月3日現在)。

  10月1日に行なわれたAIGオープンの初戦では、プロデビューということもあり多くの注目を浴びた。異様な緊張感をもって挑んだザック・フライシュマン(145位/27歳)との試合はフルセットの末、1-2で初戦敗退。惜しくもデビュー戦を白星で飾れなかったが、その才能と将来性は高く評価されている。

 世界で戦える日本人が誕生したと言っても過言ではない。いつの日か世界四大大会の決勝のコートに錦織が立つことを期待したい。


■ プロフィール
錦織 圭(にしこり けい)
Kei Nishikori
1989年12月29日生まれ。島根県出身。177cm/68kg。
5歳からテニスを始め、13歳でテニス留学のため渡米。名門養成スクールであるニック・ボロテリー・テニス・アカデミーに入門。2006年全仏オープンジュニアのダブルスでは日本人男子史上初の優勝を飾る。今年の7月にはシニアの大会である、ATPツアーの予選を勝ち上がりベスト8進出。今回のAIGオープンには主催者推薦枠で出場した。


【Sportiva This week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule

10月3日(水)【サッカー】AFCチャンピオンズリーグ 準決勝第1戦
               城南一和vs浦和      18:55~(BS朝日)
10月4日(木)【サッカー】UEFAチャンピオンズリーグ グループリーグ第2節
               セルティックvsミラン     27:39~(スカパー!)
10月7日(日) 【テニス】 ジャパンオープンテニス2007
                             男子シングルス・決勝      14:00~(BShi)

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11月19日に行なわれるプロ野球、大学生・社会人ドラフト会議。
今年の目玉は今春、東都大学リーグでシーズン115奪三振の
新記録をマークした東洋大の大場翔太選手だ。

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photo by nikkan sports

 8月23日まで中国で行なわれていた野球の北京五輪プレ大会。プロの2軍選手や大学生を中心としたチーム編成で、日本は決勝で中国を破り優勝した。その中で、投手陣の柱だったのが東洋大の大場翔太選手。2試合に登板し、準決勝のフランス戦では5回を投げ、3安打無失点10奪三振と好投。日本を決勝へと導いた。

 大場選手が本格的に投手を始めたのは千葉・八千代松蔭高校2年の春。3年春に関東大会8強、その夏の県大会では準々決勝敗退と甲子園出場経験はない。東洋大進学後は1年の春からマウンドに上がり、2年の春から先発に定着。そのシーズンに7試合に登板して5勝を挙げ、防御率は優勝チームの青学大・高市俊選手(現ヤクルト)と並ぶ1.15という成績を残した。

 今春の東都大学リーグでは15試合中、13試合に登板しシーズン最多タイの9勝を挙げ、東洋大の13季ぶり優勝の原動力となった。また、最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインの三冠を獲得。150kmを超える直球と縦のスライダーで、シーズン115奪三振の新記録も樹立した。投手に専念してわずか6年の大場選手は、「東都大学リーグNo,1投手」に成長した。

 また、2006年のインターコンチネンタルカップや7月にアメリカで行なわれた日米大学野球選手権大会に出場するなど、国際経験も豊富。そんな大場選手は11月19日に行なわれる大学生・社会人ドラフトの目玉選手として、プロの各球団は上位獲得候補に挙げている。

 9月1日から開幕した東都大学野球秋季リーグ。国学院大戦に先発した大場選手は13三振を奪って2失点完投で開幕戦を勝利。翌日にはリリーフとして登板した。さらに、9月3日には先発すると3連投にもかかわらず、13奪三振の完封勝利。あと1勝を挙げれば、リーグ最多連勝記録11に並ぶ。大場選手の右腕には新たな記録、そして、東洋大の春秋連覇の期待がかかっている。

 「東都大学リーグNo,1投手」を今年のドラフトで獲得するチームはどこか。大場選手の投球とともに、目が離せない。


■プロフィール
大場翔太(おおば・しょうた)
Shota Ohba
1985年6月27日生まれ。東京都生まれ。182cm/77kg
東洋大学野球部所属。ポジション投手。
小学生のときから野球を始める。
八千代松蔭高校(千葉県)進学後、2年春に投手に専念。
3年春の県大会優勝、関東大会8強。3年夏の県大会は準々決勝敗退。
東洋大では1年の春からマウンドに上がる。2年春からは先発に定着。
このシーズンに防御率1位の1.13を記録。
3年時に参加した台湾のインターコンチネンタルカップでは防御率1.00で
最優秀防御率賞を獲得。
今春は15試合中13試合に登板し9勝1敗。防御率1.42。
最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインの三冠。
日米大学野球選手権大会、北京五輪プレ大会に出場。


【大場翔太選手の今後のスケジュール】
東都大学野球1部リーグ第3週
9月18日(火) 東洋大 vs 立正大 10:30~ 神宮球場
9月19日(水) 立正大 vs 東洋大 13:00~ 神宮球場



【Sportiva This week PICK UP GAMES】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
注目カード
TV on the air schedule
9月7日(金)【サッカー】国際親善試合
                               オーストリア vs 日本   27:25~(TBS系)
9月8日(土)【ラグビー】ワールドカップ2007 フランス大会 プールB
                           オーストラリア vs 日本 24:05~(日本テレビ系)
                【サッカー】北京五輪アジア地区最終予選
                               サウジアラビア vs 日本 26:10~(テレビ朝日系)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

8月25日に開幕する世界陸上大阪大会。
今回は大会初日の25日に行なわれる、
女子1万メートルに出場予定の絹川愛選手を紹介。
明るい性格と、攻めの走りが魅力の18歳だ。

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photo by Takao Fujita

 8月25日~9月2日に大阪長居陸上競技場で開催される「世界陸上大阪2007」。世界のトップアスリートが一堂に集う大会に、153cmの小柄な女子高生・絹川愛が初出場する。

 絹川が世間の注目を浴びたのは、07年4月22日に行なわれた兵庫リレーカーニバル。初挑戦の1万メートルで日本人トップとなる2位入賞を果たし、世界選手権A標準記録(31分40秒)を突破する31分35秒27の自己ベストを記録した。さらに、福士加代子の持つ日本ジュニア記録(31分42秒05)も更新。日本女子長距離界の新星がここに誕生した。

 中学1年から陸上を始めた絹川は、2年までは短距離を専攻していたが、3年になると中・長距離へ転向。3年で出場した全日本中学総体1500メートルでは準優勝に輝いた。その後、陸上の強豪である仙台育英高校に入学し、渡辺監督の下、本格的なトレーニングを開始した。1年で出場した全国高校駅伝では2区の走者を務め、12人抜きの偉業を達成。翌年の高校駅伝では1区を走り区間賞を獲得。その他にも、高校総体1500メートル3位入賞、福岡国際クロスカントリー優勝など、数々のレースで好成績を残している。

 日本ジュニア記録保持者として臨んだ、07年6月29日の日本選手権女子1万メートルでは、福士、渋井陽子に次ぐ3位入賞。8000mまでは上位2名に食らいつく走りを見せたが、それ以降は過呼吸状態で走っていたので、ほとんど記憶がないという。そんな苦境の中での3位入賞は、絹川に大きな自信を与えた。そして、この結果により世界陸上への出場が決定したのだ。

 絹川がエントリーする女子1万メートルは、25日の21:50にスタート予定。大会初日に決勝が行なわれるのは、男子マラソンと女子1万メートルの2種目。平成生まれの絹川の若さ溢れる活躍で、日本選手団に勢いを与えたい。


■ プロフィール
絹川 愛(きぬかわ めぐみ)
Megumi Kinukawa
1989年8月7日生まれ。群馬県高崎市出身。153cm/38kg。
仙台育英高在学中。長距離。
中学1年から陸上を始め、3年で出場した全日本中学総体1500メートルで準優勝。仙台育英高に進学し、高校駅伝(1年:2区12人抜き、2年:1区区間賞)や高校総体で好成績を残す。07年4月に行なわれた兵庫リレーカーニバルでは1万メートルに出場し、31分35秒27の自己ベスト(日本ジュニア記録)を更新。同年6月の日本選手権1万メートルではシニア相手に3位入賞、世界選手権の出場権を手に入れた。
※自己ベスト 3000m: 9分15秒66
           10000m:31分35秒27


【絹川 愛・今後の試合スケジュール】
世界陸上大阪2007 8月25日~9月2日(大阪長居陸上競技場)
 →女子1万メートル決勝 8月25日21:50スタート TBS系にて放送予定


【Sportiva This week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule

8月22日(水)【サッカー】キリンチャレンジカップ2007
               日本vsカメルーン 18:30~(テレビ朝日系)
         【サッカー】北京五輪最終予選 第1戦
                   日本vsベトナム  20:30~(テレビ朝日系)
8月23日(木)  【水泳】   世界競泳2007年 
                                 男子200m平泳ぎ 決勝ほか  18:30~(テレビ朝日系)
8月25日(土)  【陸上】   世界陸上大阪2007
                   男子ハンマー投げ  予選ほか 19:30~(TBS系)
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2年前、大阪桐蔭の中田翔選手とともに『スーパー1年生』と呼ばれた
京都外大西の本田拓人選手。プロにも注目された2年前の
『準優勝投手』が最後の夏を戦う。
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photo by nikkan sports

 
8月8日に開幕した、第89回全国高校野球選手権大会。深紅の大優勝旗を目指し、球児たちは連日、熱戦を繰り広げる。優勝旗はもちろんのこと、選手たちはそれぞれの思いを胸に、この大会をむかえることだろう。2年前の夏の甲子園で『シンデレラボーイ』と呼ばれ、スカウトにも注目された京都外大西の本田選手は、2年間に経験した苦しみを胸にマウンドに上がる。

  本田選手は小学1年から野球を始めた。中学時代にはボーイズリーグの京都ヴィクトリーズに所属。当初は三塁手だったが、1年秋に投手に転向。3年の時には府大会で優勝したが、三番手投手に過ぎなかった。しかし、京都外大西に進学すると、すぐにベンチ入り。これを機に、本田選手の野球人生は一変する。

  1年生の夏に、本田選手は甲子園に出場。京都外大西の投手陣は分業制で、本田選手はリリーフとして全6試合に登板し5勝を挙げた。チームは決勝で駒大苫小牧に敗れはしたものの、本田選手はMAX145kmのストレート、スライダーと縦のカーブを駆使して準優勝に大きく貢献した。1年生投手が夏の甲子園で5勝を挙げたのは、早実の荒木大輔氏(現西武ライオンズ投手コーチ)以来の大記録だった。本田選手は、同大会に出場した大阪桐蔭の中田翔選手とともに『スーパー1年生』と呼ばれ、注目を浴びるとともに、本田選手のホップするようなストレートに球団スカウト陣も2年後の成長を期待していた。

  ところが、2006年の冬に疲労骨折が発覚。十分な投げ込みができないまま出場した、春の選抜は初戦敗退。2年生夏の府大会決勝では福知山成美に敗れ、3年連続夏の甲子園出場を逃した。秋の大会も準々決勝で敗退し、本田選手にとって結果が出ない、つらい日々が続いた。

  そして、高校生活最後の夏。本田選手は今年も『京都外大西の守護神』として府大会に出場。準決勝の西城陽戦では右手小指を怪我しながらも、6回2死三塁からのロングリリーフで、チームを勝利に導いた。続く京都すばるとの決勝では2-1でむかえた8回裏無死・一二塁の大ピンチに登板。この場面を本田選手は切り抜けて、2年ぶりの甲子園出場の切符を手に入れるとともに、「守護神復活」を印象づけた。

  2年前、京都外大西はあと1勝のところで深紅の大優勝旗を逃した。疲労骨折や結果の出ない日々に耐えた2年間。本田選手はその経験を糧に『優勝投手』をめざし、常総学院との1回戦に挑む。

■プロフィール
本田拓人(ほんだ・たくと)
Takuto Honda
1989年9月13日生まれ。京都府生まれ。185cm/83kg
京都外大西高校野球部3年生。ポジション・投手
小学1年の時に野球を始める。中学時代にはボーイズリーグの京都ヴィクトリーズに
所属し三塁手を務めるが、すぐに投手に転向。
京都外大西に進学後、1年春からベンチ入り。
同年夏の甲子園では全6試合に登板し5勝を挙げ、同校準優勝に大きく貢献。
1年生で5勝を挙げたのは

早実の荒木大輔氏(現・西武ライオンズ投手コーチ)以来。

【本田拓人選手の今後のスケジュール】
第89回全国高等学校野球選手権大会
8月13日(月) 常総学院 vs 京都外大西 12:00~ 甲子園
8月17日(金) 長崎日大 対 星稜の勝者 8:30~ 甲子園
(京都外大西が常総学院に勝利した場合)


【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule
8月13日(月)【野球】全国高校野球選手権大会第6日   8:35~(NHK)
8月15日(水)【サッカー】J1 
                  G大阪 vs 浦和レッズ                          18:45~(スカパー)
8月18日(土)【女子バレーボール】ワールドグランプリ2007 予選ラウンド
                  日本 vs ポーランド                              19:00~(TBS)
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今回紹介するのは成田高校野球部・投手の唐川侑己選手。
惜しくも5回戦で同校は敗れ甲子園出場を逃してしまったため、
夏の甲子園で姿を見ることはできないが、

プロ注目の逸材であることに変わりはない。

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photo by nikkan sports

 
7月19日に行なわれた高校野球選手権千葉県大会、成田対麗澤の一戦に日米12球団から総勢29人のスカウト陣が詰め掛けた。高校通産87号本塁打を記録した大阪桐蔭の中田翔選手の8球団20人、前回紹介した仙台育英の佐藤由規選手の8球団11人を上回る数。集まったスカウト陣のお目当ては成田の唐川侑己選手だ。

 唐川選手は小学3年生から野球を始め、投手一筋。成田に進学後は1年の夏からベンチ入りし、秋から背番号1を背負う。2年のときに春の選抜に出場し、甲子園で初登板。チームは2回戦で敗れはしたものの、合計18イニングすべてをひとりで投げきり、自責点はわずか2。初戦の小松島戦では5安打10奪三振、1四死球。創部106年目での選抜初出場・初勝利を完封で飾り、この日からスカウト陣も注目し始めた。今年の選抜にも出場し、1回戦で敗れはしたが、2失点、自責点1の粘りの投球を見せた。

 カーブ・スライダーに最近習得したフォーク、そしてMAX148キロの伸びのあるストレートで相手打線を手玉に取る。しかし、最大の武器は三振を多く築くのではなくその制球力。唐川選手が投げるアウトコースのストレートは、まるで敷かれたレールに沿って走るがごとく、ぴたりとキャッチャーミットにおさまる。1試合の平均四死球は1個に満たず、昨年の秋の公式戦では64イニングで6個と抜群の安定感を見せ、高校「No,1投手」の呼び声も高い。

 スカウト陣が集まった麗澤との試合では、唐川選手は6回からマウンドに上がり、2安打8奪三振の快投。7回には3者連続三振とその素質をスカウト陣に見せつけた。しかし、この投球は決して、プロに行くためのアピールだけではなかった。唐川選手にとってこの日は特別な試合だったからだ。

 昨夏の千葉県大会初戦。成田は稲毛と対戦し、3-4で2回戦敗退を喫した。この試合で登板した唐川選手はいつもの投球が影をひそめ、9安打4失点と大乱調。それは一週間前に胃腸炎になったのが原因だった。十分な調整ができず試合に挑み、まるで、その状態から逃げようとする気持ちが投球に表われたかのように、無残な内容で2年の夏を終え、甲子園春夏連続出場を逃した。

 昨年の悪夢の払拭、そして最後の夏に懸ける思い。唐川選手のその思いは麗澤戦に続き、茂原樟陽戦で2安打13奪三振の完封勝利になって表われる。2試合合計21奪三振、14イニング連続無失点の好投。この投球であれば夏の甲子園のマウンドに立てるのではないか。そう思っていた矢先の25日。5回戦で成田は東海大浦安に0-0の延長14回に1点を決められ敗退。178球14奪三振の力投も打線の援護がなく、唐川選手は今大会唯一の失点でラストサマーを終えた。

 昨年の雪辱を晴らすはずのこの夏。唐川選手の思いはどこに向かうのか……。大学進学か、プロか。甲子園のマウンドにその姿はないが、スカウト注目の高校「N0,1右腕」の今後から目が離せない。


■プロフィール
唐川侑己(からかわ・ゆうき)
Yuki Karakawa
1989年7月5日生まれ。千葉県生まれ。182cm/78kg
成田高校野球部3年生。ポジション・投手
小学3年生から野球をはじめ、当初から投手。

成田に入学後は1年夏からベンチ入り。
秋からは背番号1を背負い、2年に選抜出場。今春の選抜にも出場。
2年夏の千葉県大会ではまさかの初戦敗退。
雪辱を晴らすべく今夏の同大会に挑んだが、

5回戦で東海大浦安に延長14回に1点を奪われ敗退。

この大会28イニングを投げ35奪三振・1失点の投球内容。
麗澤戦では日米12球団29人のスカウトが視察。



【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
注目カード
TV on the air schedule
8月4日(土)【サッカー】JOMOオールスターサッカー
                  J-WEST vs J-EAST             17:00~(テレビ朝日系)
     7日(火)【サッカー】プレシーズンマッチ
                  横浜F・マリノス vs バルセロナ         18:50~(WOWOW)
     8日(水)【野球】全国高校野球選手権 第1日      8:15~(NHK)
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今回は8月21~24日に千葉県で開催される、
「世界競泳2007」へ出場予定の立石諒選手を紹介。
北島康介の持つ高校記録を更新し、
同年代では国内敵なしの強者だ。

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photo by Akihiro Sugimoto/AFLO SPORT




「北島康介の記録を塗り替えた男」――。

 06年10月、兵庫県で行なわれた高校国体の水泳男子200m平泳ぎ決勝。ゴール後の掲示板を見た立石諒の目に映ったのは<2.12.33 高校新>という文字。北島康介の持つ高校記録を1秒14も更新、さらには日本歴代3位のタイムを記録したのだった。6年ぶりに北島の記録を塗り替えた立石の名は、一気に全国へと知れ渡った。

 4歳から地元・神奈川県藤沢市の「キッツウェルネス藤沢」で水泳を始めたが、小・中学時代は全国大会に出場しても特に目立つ存在ではなかった。高校に入学すると、一気にタイムを短縮させた。そして2年生で出場したジャパンオープン(06年3月)では勝負強さを発揮し、100mでは1位の北島と1秒14差の2位。200mでは同じく1位の北島と2秒44差の3位。圧倒的な強さを誇る北島に負けないほどの後半の粘りを見せ、それが同年10月の高校新記録樹立へとつながった。

 今年4月に行なわれた日本選手権200m平泳ぎ決勝では、1位の北島のタイム・2分11秒04に対して、2位の立石のタイムは2分12秒88。わずか0.16秒差にまで迫った泳ぎを見せ、周囲を驚かせた。

 北島康介のひとり舞台となっている日本の平泳ぎだが、成長著しい立石は、今後北島にとって脅威となる存在だろう。8月21~24日に千葉県国際総合水泳場で開催される「世界競泳2007」に出場が内定している立石。これが本格的な世界デビュー戦となる。同年代では敵なしの立石が世界とどう戦うか。この経験を今後に生かし、まずは北京五輪出場権獲得を目指す。しかし、その先のロンドン五輪こそが本当の勝負の場になるだろう。


■ プロフィール
立石 諒(たていし りょう)
Ryo Tateishi
1989年6月12日生まれ。神奈川県出身。180cm/64kg。
キッツウェスネス藤沢所属。湘南工大附高在学中。競技種目:平泳ぎ。
4歳から水泳を始める。男子平泳ぎ50m・200mの高校記録保持者。
※自己ベスト   50m  28秒98    高校記録
            100m  1分02秒95 
                   200m  2分12秒33  高校記録


【立石 諒・今後の試合スケジュール】
世界競泳2007 8月21日~8月24日(千葉県国際総合水泳場)
※テレビ朝日系 地上波独占放送


【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
注目カード
TV on the air schedule
7月28日(土)【ボクシング】ノンタイトルマッチ
              亀田興毅vsセサール・ロペス
              亀田大毅vsファーペッチノーイ・クラティンゾーンジム 19:00~(TBS系)
     29日(日)【サッカー】AFCアジアカップ 決勝   21:35~(テレビ朝日系、BS1)
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今回紹介するのは仙台育英高校野球部の佐藤由規選手。
ストレートはなんと最速155キロ!
その上、連投にも怪我にも耐える
プロ注目の『鉄腕』投手だ。
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 『権藤・権藤・雨・権藤』『神様、仏様、稲尾様』
かつて、権藤博氏(元中日)、稲尾和久氏(元西鉄ライオンズ)は連投に耐え、なお且つ、チームを勝利に導く活躍からこのように表現され、ファンから愛された。『鉄腕』と呼ばれる名投手だ。このような両氏の姿に似た投手が、杜の都・仙台にいる。仙台育英の佐藤由規選手だ。

 佐藤選手は小学4年から野球を始めた。中学1年の時には地元、仙台東リーグの選抜チームに選ばれ、リトルリーグ全国制覇。アジア大会も優勝し、世界大会では準優勝に輝いた。仙台育英に進学し、内野手兼投手として野球部に入部。1年の春から三塁手としてベンチ入りする。その年の秋に先発投手としてデビューし、140キロをマーク。2年の春からはエースナンバーを背負い、昨夏の選手権、今春の選抜と、甲子園に二度出場している。

 佐藤選手の特長は、しなやかなフォームから繰り出されるカーブにフォークと角度のあるスライダー。また、140キロ台後半の伸びのあるストレートで、三振の山を築く。先月に行なわれた小山(栃木県)との練習試合では自己最速155キロもマークし、プロのスカウト陣も注目する右の本格派投手だ。

 豊富な変化球と高校生離れしたストレートで三振を奪う姿から『東北のドクターK』の異名を持つ佐藤選手だが、特筆すべきは『タフネス』さにある。

 甲子園出場を懸けた昨夏の宮城県予選決勝。東北との対戦は、延長15回引き分け再試合で、仙台育英が優勝した。この2試合で合計24イニング、374球を佐藤選手はひとりで投げきり、チームを勝利に導いた。その上、再試合では中1日の登板でも疲れを見せず、最速147キロを記録した。今春の選抜では初戦で、この大会を優勝した常葉学園菊川(静岡県)に1‐2と仙台育英は惜敗。実はこのとき、マウンドに立った佐藤選手は大会直前の練習試合で死球を受け、右手は打撲、左手は甲の亀裂骨折をしていた。それにも関わらず9イニングを完投・14奪三振・MAX150キロと力投を見せた。

 連投であろうと怪我をしていようと投げ続け、その上、それらを感じさせない投球をできるところが、佐藤選手の最大の強みである。まさに『鉄腕』に値する選手だ。

 1989年8月21日、甲子園では帝京対仙台育英の決勝戦が行なわれていた。帝京は吉岡雄二選手(楽天)、仙台育英は大越基氏(元ダイエー)の投げ合いで熱戦は繰り広げられた。結果は延長10回に帝京が2点を奪い、初の優勝を飾った。このときの仙台育英は、史上初となる深紅の大優勝旗の『白河越え』が期待されていたが、準優勝に終わった。

 偶然なのか、運命なのか、佐藤選手はこの年に生まれ、仙台育英は夏の大会ではこの年を最後に決勝まで進出していない。『白河越え』は2004年に駒大苫小牧(北海道)が達成した。残るは、仙台育英、そして宮城県勢初の夏の大会での優勝のみ。佐藤選手の右腕に悲願達成の期待がかかる。そのためには、まず、県予選突破だ。

 投げれば投げるほど力を発揮する『鉄腕』が、その分勝利を重ねることができれば、深紅の大優勝旗は杜の都にぐっと近づく。

■ プロフィール
佐藤由規(さとう・よしのり)
Yoshinori Sato
1989年12月5日生まれ。宮城県生まれ。178cm/71kg
仙台育英高校3年生。ポジション・投手。右投げ左打ち。
小学4年のとき地元リトルリーグチームの傘下チームに入団。
中学1年のときに仙台東リーグの選抜チームの一員としてリトルリーグ全国制覇。
アジア大会も優勝。世界大会は準優勝。
仙台育英野球部には内野手兼投手として入部。1年の秋に投手としてデビュー。
2年春からはエースナンバーを背負う。
昨夏の第88回高校野球選手権大会、

今春の第79回選抜高校野球選手権大会に出場

【佐藤由規選手の今後のスケジュール】
第89回全国高等学校野球選手権大会 宮城県大会
7月14日 vs 気仙沼向洋 名取スポーツパーク愛島球場 11:30
7月17日 vs 塩釜 対 泉の勝者  石巻市民球場 10:00
(7月14日の試合に勝利した場合)


【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule
7月16日(月)【サッカー】AFCアジアカップ2007
         ベトナムvs日本                 19:00~(テレビ朝日系、BS-1)
7月17日(火)【サッカー】さいたまシティカップ2007
         浦和vsマンチェスター・ユナイテッド  19:00~(TBSチャンネル)
7月20日(金)【野球】2007ガリバーオールスターゲーム
         第1戦 セ・リーグvsパ・リーグ          18:30~(日本テレビ系)
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今回は、世界陸上選手権(8月25日~・大阪)の
出場が内定している高橋萌木子選手を紹介。
先日行なわれた日本陸上選手権100m決勝では、
ベテラン信岡沙希重選手を押さえて優勝した実力者。
新エースへの期待が高まる、高橋選手に注目だ。

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photo by Takao Fujita

 6月30日に大阪・長居競技場で行なわれた日本陸上選手権100m決勝。見事優勝を果たしたのは、昨年の同大会100mでトップと僅差で3位に終わった高橋萌木子だった。
 
 現在、100mでは国内トップクラスの実力を持つ高橋だが、本格的に陸上を始めたのは埼玉栄高校に入学してから。中学時代はソフトボール部に所属していた珍しい経歴の持ち主である。元々、中学3年時にソフトボール部に所属しながら全日本中学陸上選手権に出場したこともあり、100mは3位、200mでは優勝という結果を残して、陸上の才能が一気に開花した。その後、静岡国体にも出場したが、200m4位という結果に終わり、その悔しさから高校で陸上に専念することを決心したのだ。

 埼玉栄高に入学すると、高校総体100mでは男女を通じて史上初の3連覇を達成。06年9月に行なわれた南部記念陸上選手権100mでは、11秒54の高校新記録を樹立した。さらに、06年のアジア大会では4×100mリレーメンバーとして、見事銀メダルを獲得(この種目での日本のメダル獲得は、1994年の広島大会以来)。個人でも100mに出場し、6位入賞を果たした。

 大学は地元・埼玉の平成国際大学に入学。高橋の入学と同時に女子陸上部が発足し、高校時代からの指導者である清田浩伸氏が同大学の監督に就任した。今年5月から、前半の加速に早く乗れるようフォームの改善に着手。当初、慣れないフォームに戸惑い、一時スランプに陥ったが、6月に行なわれた日本学生対校選手権100mで優勝を果たすとスランプを脱出。苦悩を乗り越えたことで精神的に成長し、それが6月30日の日本選手権での優勝につながった。

 女子陸上短距離界の世代交代がささやかれる昨今、新エースへ成長することが期待されている高橋。すでに8月25日に大阪で開幕する世界陸上選手権100mへの出場が内定しており、世界の名だたる強豪と肩を並べてトップの座を競い合う。そこで世界を経験することが、北京五輪への大きな糧となるはずだ。

■ プロフィール
高橋萌木子(たかはし ももこ)
Momoko Takahashi
1988年11月16日生まれ。埼玉県出身。169cm/55kg。
平成国際大学所属。短距離。
市立早稲田中学ではソフトボール部に所属し、3年時に出場した全日本中学陸上選手権100mで優勝を果たす。埼玉栄高に進学し、高校総体100mで前人未踏の3連覇を達成。現在は平成国際大で文武両道に励んでいる。
※自己ベスト 100m 11秒54(2006.9.10)高校記録
           200m 23秒71(2006.8.5)


【高橋萌木子・今後の試合スケジュール】
世界陸上選手権 8月25日~9月3日(大阪・長居陸上競技場)


【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule
7月9日(月)【サッカー】AFCアジアカップ2007
                              日本vsカタール             19:00~(テレビ朝日系、BS1)
    11日(水)  【野球】  メジャーリーグ
              オールスターゲーム2007  9:00~(BS1、BShi)
    13日(金)【サッカー】AFCアジアカップ2007
                         UAEvs日本               22:30~(テレビ朝日系、BS1)
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今回紹介するのは帝京高校野球部の投手・大田阿斗里選手。
今年3月に行なわれた選抜高校野球で、20奪三振を記録。
あの江川卓氏の記録に並んだプロ注目の選手である。

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photo by Shinji Kouchi

 ボストン・レッドソックスの松坂大輔選手。ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手。オリックス・バッファローズの清原和博選手もそうだ。これらの選手は、高校時代に甲子園での活躍、私たちに与えた衝撃から『怪物』とよばれた。そんな先輩達に肩を並べる選手が、今年の春に行なわれた選抜高校野球大会で現れた。帝京の大田阿斗里選手だ。

 大田選手は沖縄生まれで2歳のときに東京に引っ越した。野球は小学3年生から始め、最初は外野手だったが、5年生から投手に転向し、中学時代にはノーヒットノーランを達成。帝京高校に進学後は、1年の夏にベンチ入り、2年夏には甲子園に出場し、チームもベスト8まで進出した。特徴はフォーク、スライダーの変化球と、186cm、89kgと恵まれた体型から投げられる常時140キロ台の重たいストレートだ。

 それらを武器に、大田選手は3月25日の対小城戦(佐賀県)で73年に『元祖・怪物』こと江川卓氏(作新学院)が持つ、選抜の1試合奪三振記録(9イニング)に並ぶ歴代2位の20奪三振を記録。この試合では自己最速の147キロもマーク。これらの記録にプロのスカウト陣も注目。この日以来、高校通算本塁打84本(6月29日現在)を記録する大阪桐蔭の中田翔選手に対し、大田選手は『東の新怪物』と騒がれた。

 ところが、2回戦の市川(兵庫県)との試合で大田選手は右手に死球を受け、このあとは怪我の影響で中継ぎ登板。チームも準決勝で姿を消した。先発として投げることもなく、大田選手は不完全燃焼のまま甲子園をあとにした。

 それから3カ月。7月13日からいよいよ、夏の甲子園出場の切符をかけた東東京大会が始まる。春季大会を優勝したシード校とはいえ、甲子園の道のりは険しい。帝京の小技を絡めた打撃陣に加え、左腕の垣ヶ原達也選手や高島祥平選手と投手陣も磐石。何よりも、甲子園の舞台に立ったことがあるという経験は、他校の選手たちにはない武器だ。しかし、何が起きるかわからないのが高校野球であり、スポーツである。やはり、険しい道を切り開くには、大舞台で大記録を残した大田選手の活躍が鍵を握っているのは言うまでもない。

 その先にある全国の舞台に、きっと、『東の新怪物』は姿を現すだろう。


■プロフィール
大田阿斗里(おおた・あとり)
ATORI OOTA
1989年8月12日生まれ。沖縄生まれ。186cm/89kg
帝京高校野球部3年生。ポジション・投手
小学3年生から野球を始める。最初は外野手だったが、5年生のときに投手に転向。中学のときにノーヒットノーランを達成。帝京高校進学後1年夏からベンチ入り。
2年夏には甲子園に出場し145キロをマーク。今年の春に行なわれた第78回全国選抜高等学校野球選手権大会、1回戦の小城との試合で、第45回大会(73年)の作新学院・江川卓(現野球解説者)と並ぶ歴代2位の1試合最多奪三振(9イニング)を記録。
スズメ目アトリ科の冬鳥から阿斗里と名づけられた。

【大田阿斗里選手の今後のスケジュール】
第89回全国高等学校野球選手権大会 東東京大会
7月19日 (足立学園 vs 桜丘の勝者) vs 大森学園の勝者 神宮球場 9:00



【Sportiva Next week PICK UP GAMES】
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注目カード
TV on the air schedule
7月1日 【サッカー】  U-20ワールドカップ グループリーグ第1戦
                            日本 vs スコットランド 6:05~(フジテレビ739)
7月2日 【ゴルフ】    全米女子オープンゴルフ 
               大会最終日 5:00~(テレビ朝日系)
7月4日 【サッカー】  U-20ワールドカップ グループリーグ第2戦
                            コスタリカ vs 日本 8:50~(フジテレビ739)
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